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医者と対等に渡り合う為に! 自分で健康を守る技術とは!?
「医者に行ったけど、症状をうまく話せなくて困った」、「こっちの話を聞かずに一方的な診察・治療で納得できない!」
今回は穏やかならぬタイトルですが、話を聞かなかったり高圧的な医者って多いですよね?
しかしそれでも医者に行かなければなりません。そんなとき、的確に症状を伝えて問題解決する技術をお話しします!
もくじ
他人に説明しにくい症状は注意が必要
たとえば外傷なら話しは簡単です。
出血している患部は一目瞭然、そこを手当てするだけです。
問題は自覚しにくい症状です。
何となくお腹が痛い、頭が痛い、しかもどの部分が痛いかよく分からない。
こういう場合、いかに症状を説明するか、…これがカギになります。
医者は最低3軒は回れ!
これは最近よく言われるセカンドオピニオンと関係がありますが、ちょっと違います。
セカンドオピニオンは複数の医者の意見を聞くことですが、そんな話ではなく、そもそも数軒回らないと症状が解消しない場合があるのです。
たとえば3軒目の医者で自分が抱えている症状が解消したとします。この場合、最初の2軒は全くの誤診の場合もあるのです(実際、私は数多く経験しています)。
なので、1軒目で症状が改善しない場合は2軒目に行き、それでダメならさらにもう1軒行きましょう。
ただし、そのときに注意すべきは医者に言われた指示は全て守ることです。薬の服用はもちろん、指示された生活態度で過ごし、それでダメなら次をあたる…。
こうやってひとつひとつ可能性を潰していく作業をしましょう。
無駄に権威的な医者には注意
なかには患者の話をほとんど聞かない医者がいます。
これは私の実例です。診察室に入ったとたん「はい、横になって」、…話も聞かずにいきなり診察しようとした医者がいたのです。
私は症状を箇条書きにしたメモを持参していたのに、話を聞く素振りはありません。
その医者は最初に診察してから症状を聞くスタイルかと思いましたが、やっつけ仕事の臭いがプンプンしたので警戒することにしました。
しかたがないので患部を診察されながらこちらから症状を話しましたが、そうやって話さないと何も聞いてくれません。
診察の途中で「今日は時間が無くて(チッ」と独り言をボヤくのですが、それ聞こえてますから!
しかもその日は2時間待った末に診察室に入ってます。
なお、診察前に簡単な問診票を出してはいます。しかしそれは本当に簡単なものです。今まで医者にかかってこれほど雑に扱われたのは初めてでした。
当然、この医者には二度と行かないと決めたのでした。
医者も流れ作業の時代か(-_-;)
先ほどのケースは極端な(しかし実際にあった)例ですが、そこまでじゃなくてもほとんどの医者は流れ作業的に診察・治療することが多いと感じます。
確かにいつ行っても医者では待たされますからね。歯医者以外はどこでも医者の数が不足している現状があると思います。
ゆえに流れ作業になりがちです。胃カメラの記事でもお話ししましたが、こっちがフラフラしていようがお構いなしにサクサク「作業」と「説明」が始まります。
こういう医者には腹が立ちます。しかしそれを言っても始まりません。なので自衛策を講じましょう。
キチンと自分の症状と解決して欲しいことを医者に伝える技術を身に付けておくのです!
強く、しかし丁寧に説明
「それは気のせいだよ」と言われる場合も想定しておきます。
必ずそうではないことをしっかりと・具体的に伝えます。しかしそれでも話が平行線の場合は諦める。次の医者にGo!です。
自分が「どうしたいか」を具体的に!
たとえば「痛みはガマンします。だけど普通に日常生活を送れるぐらい回復したいです」というふうに。
放っておくと薬ばかり出されます。
単なる痛み止めなんか無くてもガマンできる場合はハッキリとその旨を伝えましょう。
また、医者にかかる時点でアタマがぼーっとしている事も多いはず。痛い部分がよくと分からないことも多いでしょう。
ピンポイントで痛い部分を示せれば良いのですが、実際はわからないことが多いものです。
そこで下記に想定問答集をご用意しました。たとえば…、
- どこが:脇腹あたりが。
- どうした:痛い。
- どれぐらい:とても痛いときと少し痛いときがある。
- どんなふうに:ピリッとした痛さ。
- いつから:1年前から症状が出はじめて、3ヶ月まえからわりと痛くて。
- 何が原因で:近所の道路をランニングしているとき? それとも暴飲暴食がたたって?
- これまでの関連しそうな病歴:あれば話す。
- これまでの医者通い歴:セカンドオピニオンを求めるならその旨も話す。
- お薬手帳:必ず出す。
- 現在の生活習慣:ランニングはしていない。通勤で合計20分歩くぐらい。暴飲暴食も控えている。
- どうしたいか:内蔵の痛みなのか、筋肉がつっているのか、それともなにか神経の痛みなのか、原因を知りたい。痛みはガマンできる範囲だけど、痛まないに越したことはない。
- その他の希望:「症状や治療法を詳しく説明して欲しい」旨を話す。
…このように、なるべく「細分化」して「具体的な症状」と「どうしたいか?」を伝えます。自分でもハッキリしない症状の場合はその旨を伝えます。いかに状況をわかってもらうか。ここに神経を集中させましょう。
医療における権威主義とパターナリズム
医者になるには膨大な知識と勉強が必要です。そして医者は命を救う場合もあるので「ありがたい存在」になってしまいました。
しかし患者の話を聞かずに一方的な診断を下し、しかもそれが見当違いなことが多いという現実があります。
また、治療に掛かる費用もこちらから尋ねないと決して話してくれません。
次回の治療をどうするか。それだって費用を聞いてから決定したい場合だってあるのです。
こんなことが度重なると「医者はそんなに偉いのか!?」と考えざるを得ません。
しかしその答えは「医者による」のです。
いい加減な医者もいれば立派な医者もいるということです。
だから自分で医者を見極めることが大切です。
頭から「ありがたい先生」と考えない。疑うときは疑い積極的にセカンドオピニオンを求めましょう。
また、医者のパターナリズムにも注意しましょう。
必ず自分で医者に「どうしたいか?」を伝えるべきです。
流されず、強い意志を持って医者と対等に渡り合いましょう!
ダメ医者でも診察券は捨てずに…
…とっておきましょう。ただし、
マジックで大きなバツ印をつけて!
数年すると記憶が曖昧になり、間違ってまた行くことがあります。それを防ぐために。もう二度と行かないために行ったらダメリストを作りましょう!
ひでぞうのまとめ
これまでの常識は「医者はありがたいもの」でした。しかし最近はいい加減な医者が多くて呆れることがあります。
しかし「権威」である医者と「無知蒙昧な患者」という立場はなかなか変わりそうにありません。
そんな立場の差があるからか、医者は簡単に「気のせい」を連発しますが、それを判断するのは私たちです。
命に関わることから些細なことまで医者に行く理由はそれぞれです。しかし医者に行く必要があるから医者に行くのです。
自分が抱える症状をしっかりと確実に医者に伝える技術、これを身につけて健康に過ごしましょう!