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感覚から数値と規格へ… ひでぞう流・近代化論 その1

さて、以前お話したネット社会の考察に引き続き、またまた思考・考察系のお話しです。

私はこういう話が好きですが、頭のなかには知識が雑然と渦巻いていて、それを体系立ててお話しするのが非常に難しいのです。
だから考えがまとまったとき、断片的にお話ししようと思います。

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感覚から数値化・均等化へ…

なんかよくわからない前置きになりましたが、以前の引用から。
※郵便でモノを届けるときのお話しです。

例えば「有間村の権兵衛さん家。その斜め裏の一本松から少し右に行ったところのボロ屋がひでぞうさん家」って感じでモノが配達されていたんじゃないでしょうか?

◆参考:こんな地図で分かるか!之図
arimamura-no-zu-1

これは物事を規格化せず、感覚で仕事をしている典型例です。
「少し右」とか「ボロ屋」とか。

ひでぞうさん家のすぐ近くに家が1軒も無ければ特定は簡単ですが、もう1軒似たようなボロ屋があったら、どっちがひでぞうさん家かわかりません。
その場合…、

更にボロい方がひでぞうさん家

…とか言うんでしょうけど、それって感覚の問題ですからね。どっちがボロいかは人によって違います。だから万人に分かる為には感覚を排除して数値化しなければなりません。
この「数値化する」ことが近代化することになります。

あまねく全ての場所に、住所という番号を振るって発想が超グレート!

番号を振る=数値化も重要ですが「全ての場所に」も同じぐらい重要です。誰もひでぞうさんに会い来ないから、ひでぞうさんとこは住所つけなくていいよw…なんてことをしない。
個別の事情を無視して全てを均等に扱うこと、これが近代化の重要な意味・その2と言えます。

文化圏とか関係ないし

そうやって数値化・均等化された物事は、あるひとつの集団や文化に依存しません。つまり村人以外にもわかる状態になっているのです。これはとても重要なことです。

さて、さっきの権兵衛さん、お金持ちで村のなかでは有名人です。
だからいちいち権兵衛さん家を説明しなくていい。
だけど村人じゃない人が村に来たとき、どれが権兵衛さん家か分からない。これが「あるひとつの集団や文化に依存している」ってこと。いくら村じゅうのみんなが知ってたとしても万人が知ってることにはなりません。

それを「初めて来た人でも説明無しで分かるようにしましょう」ってことで数値化・均等化する方向に進んできたのです、世の中は。

だから今の時代、住所が分かりさえすればどこでも行けます。
北海道の人が初めて東京に来ても、新宿区新宿3丁目6番地…、と住所を知っていればピンポイントでその場所に行くことが可能です。
あらかじめ知っておくべきは住所のみ。

これが江戸時代の山村とかだと、人に聞いて探り探りじゃないとわからない。しかも人によって説明が感覚的で…、

ちょっと何言ってるかわからない

…ことも多々あります。
だから数値化とか規格化ってスゴイんですよ!超グレートでしょ!

こうして感性の違いを無視して数値化・規格化することで効率的な世の中になってきたのです。

 

だけど、これが人間に適用されると…

…とても苦しくなります。
今、この世の中が生きづらい・苦しいとしたら、それが原因のひとつかも知れません。

場所を数値化・規格化する=住所を振るとか、製品の規格を統一するところまではいい。でも今の時代、人間自体も数値化・規格化されている気がしてなりません。

それもある程度は必要かも知れません。
しかし行き過ぎると、便利を通り越して息苦しくなります。いわゆる管理者会です。あまりに効率的な世の中になってくると、こういう矛盾や問題が発生します。

しかし数値化・規格化は長年かけて積み上げてきた人類の叡智(えいち)です。そしてそれは正しく使われるべきです。だから今現在の2015年、時代の最先端を行っているようで実はまだ「過渡期」であると信じたい。
私は科学技術や近代化バンザイ論者ですがこのような警戒もしています。

かつての日本は経済発展のみを追求した結果、公害で大変なことになりました。しかしそれ以降、公害対策を施した工場を建てるなどで乗り越えてきました。汚染水は浄化して河川に流す、排煙もフィルタで有害物質を除去して大気に放つ…。

こうして人間の幸せが増す方に向かっているはずです。
全ての技術は人間を豊かにするため、幸せにするために使われなければなりません。

まとめ

  • 感覚から数値化・規格化へ…、これが近代化ってことだぞ!
  • 数値化・規格化は万人にやさしいことでもあるぞ!
  • 一方でこれを人間に適応すると生きづらさの原因になるぞ!
  • 矛盾や問題点も多いけど人類の真の叡智を信じたいぞ!

 

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