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新国立競技場 白紙撤回! 当然だけど、やっぱりGJ!!

今話題の東京オリンピックの新施設・新国立競技場ですが、連日のニュース通り大幅な予算オーバーが問題になっています。

しかし世論の猛反発でついに予算案が見直し、そして白紙撤回になりました!
タイトルにもある通り、この白紙撤回をGJ(=Good Job)として賛成します!

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2,520億円、誰が出すんだよ!!

…当然、他ならぬ国民ひとりひとりです。
格差だ貧困だと叫ばれる昨今、これ以上大盤振る舞いで税金をジャブジャブ使って良いわけがありません。

今や6人に1人と言われる子どもの貧困も問題になっている
のです。

当初の予算も千数百億円がどんどんアップして2,520億円って話ですが、東京ドームでも約350億、スカイツリーで約650億ですからね。

もちろん東京ドームとは収容人数などの規模が違い過ぎますが、それでも有り得ない金額です。

スポーツに関心が無い人は激怒!!

これ、私の話なんですがね。だから本当にアタマに来ます。もちろんオリンピックは世界的な祭典で、それが日本で開催されるのだから国を挙げた大事ということは分かります。だからスポーツに関心が無くても容認するしかないのですが、それにしてもって話です。

なお、ニュースによると私の場合は東京都民として費用を取られ、国民としても費用を取られる二重取りに遭います。

最小限度の設備なら仕方が無いと渋々納得しますが、無駄に豪華にしてスポーツ好きな人やお祭好きな人からも反対の声が挙がるこの施設。スポーツにほとんど関心が無い私は大激怒って話です!

それでも私が言ってることがピンと来ない人は、例えばクラシック音楽のホールをベラボウな金額で超豪華に造るとなったら「ちょっと待て!」となるはずです。

そうです、興味が無い人にとってはオリンピックだろうが全くどうでもいい話でしかないのです。もちろん私が好きなクラシックにも国からお金が出ています。なのでスポーツにお金が出ても構いません。

しかし国家的大イベント=国民全てが諸手を上げて賛成ではないってことを私怨を込めて言っておきたいのです!

施設には維持費というものがあってですね…

体育館であれ音楽ホールであれ、建てて終わりではありません。建てた後も維持費用が掛かります。

今回の新国立競技場は8万人の収容人数です。オリンピック中は満席でしょうけど、問題はその後です。そしてその後のほうが遥かに長いから大変です。また、サッカーの重要な試合じゃないと満席って難しいのではないでしょうか?

私はスポーツ事情に暗いので分かりませんが、今後の少子化や「若者のスポーツ観戦離れ」みたいな話になれば今の試算なんて何の役にも立ちません。

税金を使うのだから国の威信よりも地に足がついた計算をして欲しいのが本音です。

それに解体にだって巨額の費用が掛かります。

多分な~んも考えて無いんでしょうね。取り壊しが50年後なら今色々と決めたじーさん達は生きてないからどーだっていいんでしょうね。

予想通り!?「(ワシのカネじゃないから)ジャブジャブ出せや~!」な人、現るw

やっぱりこのじーさんでした。毎度ながら期待を裏切りませんね。

新国立競技場の計画白紙 森喜朗氏「たった2500億円も出せなかったのかね」/ライブドアニュース

こういうところでボロッと本音が出る人がいわゆる「かつての大物政治家」で、今でも力があるのが残念過ぎます。

オリンピックが終わっても、この施設がガンガン稼働して2,520億円のモトが取れるなら分かりますが、多分そうじゃないから今みんなが騒いでいるわけで、でもそんなことは知ったこっちゃ無いじーさん。

きっと毎日快眠快食元気ハツラツ、もしかしたら100年後も健在かも知れませんね!

シンプルに「無駄遣いはやめろ!」って話

それだけです。
増税だ貧困だ格差だと叫ばれる割にオリンピックの大義名分があるだけで何千億のカネが動くのが不思議です。2,520億円と言うと、まるで20億が端数みたいに思えてくるから恐ろしいものです。

しかもスタジアム以外にも様々な費用が掛かります。警備だけでも莫大な費用が掛かるし、スタジアム以外の建物もたくさん建ちます。

いったい総額いくらになるのでしょうか。ある程度の経済効果があったとしても不安ですよね。

だからこそ白紙撤回は英断!

日本文化ではキッチリした会議をしても何となく空気的に物ごとが決まります。そんな決まり方をしたから誰が責任者か分からない(あるいは無意識に責任者が分からないようにしているフシもある)ので、問題が発生したときは揉めに揉めます。

今回もそんな感じですよね。
安藤忠雄が色々と釈明していますが、私は元々興味が無かったので、その釈明が正論なのか言い訳なのか分かりません。だからそこには触れませんが、白紙撤回自体は英断だと思います。

何となく空気的に決まった物ごとでも撤回・撤退できないのも日本文化の悪しき特徴です。何故か「死なばもろとも」になるわけですが、そんなのゴメンです。

関わった人にメンツやら何やら色々と面倒臭いものがあってのことでしょうが、そんなことは国民が知るところではありません。

次はちゃんと見直して下さいね。ただそれだけです。

まとめ

スポーツ嫌いな私が怒るのは当然として、スポーツ好きな人でも「これは無いな」と思う人が多数であろう新国立競技場の費用問題。

ついに白紙撤回になりましたが、これを英断と言わずして何をそう言うかって話です。おかしな事はなるべく早めにおかしいと言い、ゴメンナサイするのが一番です!

それがこのオリンピックという大舞台で出来たのですから、今後もこの流れが定着して欲しいものです。

仕事でも無茶なプロジェクトがひとり歩きすることがありますが、そんなときでも撤回や撤退も選択肢にあるという当たり前のことが社会に定着することを願うのみです。

 

 

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