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今さらだけど、アップル・U2問題のありがた迷惑について
ある日突然、iPodtouch5のミュージックのアプリに見覚えのないアルバムがあってビックリ!
U2のアルバムが1枚、丸ごと入ってたのです!
これ実は「何を今さら」な話なんです。ネットを検索すると既に2014年の秋ごろに大騒ぎになっていたのです。
しかしそんなことつゆ知らず、そして今頃になって何故かこの事件に遭遇することになりました。
今回はその顛末をお話しします。
もくじ
詐欺!?乗っ取り!?
私は今まで1曲足りともアップルストアから音楽をダウンロードしたことがありません。全て手持ちのCDをPCで取り込んで聴いているからです。しかもこのU2、名前は知ってても楽曲を聴いたことはありません。
もしやこれは詐欺!?、それとも乗っ取りに遭ったのか?…イヤな汗が流れます。
仕事が手に付きません
これが発覚したのはつい数日前、仕事の昼休み中でした。
昼食時にiPodtouch5を見たら見慣れないアルバムが入ってたのです。
仕事に戻ってからも気になりましたが、他に実害はなさそうなので家に帰ってから調べることにしました。
ここで状況を整理してみます
もしかしたら間違ってダウンロードしたのかも知れません。
しかしPCからダウンロードすることは100%あり得ません。いくらボケーッとしてても間違って購入手続きに進むことはさすがにないのです。
するとiPodtouch5からなのか?
こちらからアプリをダウンロードしたことはあっても音楽をダウンロードしたことは一度もありません。だからどういう手順でダウンロードされるか分からなく、2~3回程度のタップでダウンロードされるとしたら誤ってダウンロードしたのかも知れません。
検索が先か!?、サポートが先か!?
さっそく検索するかサポートにTELするかを考えます。今回は手っ取り早い!?サポートにTELすることにしました。
幸いすぐつながりホッとします。すると変に明るく元気のいい女性が電話に出ます。
まずiPodtouch5のシリアルナンバーを聞かれたので読み上げて伝えます。そのあと「万一、電話が切れた場合にかけ直しをするため」と称して名前や電話番号も聞かれます。その後はユーザー登録?するとかなんとかでメールアドレスも聞かれます。ウンザリしてそれはパスしましたけど。
気が付けばいいように個人情報を吸い上げられたのですが、まぁどうでもいいや。
で、相談内容によっては有料・無料があるとのこと。今回のU2の件を話すと、それは無料で対応可能とのことでした。
アッケラカンとしたもんですw
さっそくU2の件を聞くと「それはAppleからのプレゼントです」的なことを言われます。それでも気持ちが不安だったので「料金は発生しないのですね!?」と確認します。
「プレイリスト」の「購入したもの」のところにU2があるからです!
そりゃ念押しで聞きますよ!
しかしそれでも料金は発生しないし、詐欺や乗っ取り的なこともないから大丈夫ということが分かってひと安心。
ひとこと苦情を言いたかったのですが、電話対応の女性があまりにアッケラカンとしていたのでアホらしくなって電話を切りました。
善意の押し付けの末に…
このキャンペーン、なんでも100億円ほど掛けて大々的に行ったみたいです。
U2ボノ、新アルバムのiTunes強制プレゼントを謝罪。「聴いて貰えなかったら、という恐れから」/Engadget日本版
結構ネットで騒がれていたんですね、悪い意味で!
そりゃあそうです。
- 何の許可もなく勝手に入れられて気分が悪い
- 貴重なメモリスペースを食われる
- 削除のしかたがよくわからない(というか専用ツールじゃないと削除できない!?)
- 詐欺、乗っ取りの類だと焦りまくる
- 押し付けがましい
- 良かれと思ってやっているのが更に嫌
…などの理由がありますが、本当に焦りましたからね。
そりゃあよくよく考えてみれば自分のIDで勝手にダウンロードされて請求だけ来るのなら詐欺ですが、自分のアプリのなかに楽曲が入っていれば詐欺の意味が無いし、その他にも何もされてないのでそんな詐欺があるかって話ですが、最初は青ざめましたからね。
100億もかけて突然の善意の押し付けをしてユーザーに嫌われる、…なんでしょうか、これは。
Appleからステキなプレゼントです…
…とかそういう通知が1通あれば良かったんです。たったそれだけで「粋なことするなぁ!」ってなったんです。
もっとも、それでも「なにかの詐欺か?」と疑う可能性はありますが、その時点ではまだ「未遂」です。
多くのユーザーは検索しますから、特設サイトに誘導すれば問題解決ですからね。私も気持ち良くダウンロードしたかも知れません。
「この度は世間をお騒がせし…」、の正しい使いどきは今w
…って謝罪する日本企業はたくさんありますが「お騒がせって何だよ」っていつも思います。
とにかく紋切り型にそう言って頭を下げておけばOKで、原因の追求より体裁が良い(と彼らが考える)謝罪をし「人の噂も七十五日」が過ぎるのをじっと待つのが「最も賢い謝罪方法」なのです。
私はこういう日本文化が大嫌いですが、今回は「世間をお騒がせし」に相応しい事案だったのではないでしょうか。
本当に嫌な汗が出ましたし。
今回の一件は「本当に世間をお騒がせした数少ない事例」として、ネットにその歴史が刻まれたのでした。
解決方法はこちら
…ということで、削除するには専用ツールがいるみたいです。そのリンクを貼っておきます。
アップルが強制的にダウンロードさせたU2のアルバムを削除するツールを提供/ガジェット通信
このサイトに限らず「アップル U2」でググれば山のように出てくるので、今回の顛末を知ることができます。
まとめ
最近はオレオレ詐欺をはじめとするさまざまな詐欺が多く、いつどんなタイミングで誰が詐欺に遭ってもおかしくない世の中になったと思います。
だから注意しているのですが、まさか自分の身に!と思ってかなり焦りましたからね。
それで焦ってサポートにTELすると、サポートの女性は変に明るくアッケラカンとしてて、更に個人情報ばかり要求されて焦りました。
この騒動は2014年の秋頃の話で、私のところに何でこのタイミングで届いたのか謎ですが、この手の苦情をたくさん受けているはずのサポートセンターの対応も謎めいたものでした。
私はappleの製品が好きです。
この一件やサポートの対応で今後apple製品を買わなくなることもないと思います。
しかしそれでも「タイミングや方法がまずいと相手にロクな印象を与えませんよ」ってことを言いたいし、それを教訓にしたいと思います!