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聴かず嫌いは大損!ひでぞう流・クラシック音楽講座♪

以前、ブルックナーについてお話ししましたが、ブルックナーどころかクラシック音楽が好きな人はまだ少ないのが現状だと思います。

なんとなく堅苦しい、暗い、詰まらない、退屈…。そう思って近寄らない人が多いと思います。

でもそんなことはありません。そしてこれが聴かず嫌いだったとしたら…、こんなにもったいないことはありません!

クラシックはもっと身近で楽しいものです。
いったん好きになれば一生の宝になることを、愛を込めて語りたいと思います!

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交響曲…、それは物語のように

クラシックといえば、何と言っても大編成のオーケストラが奏でる交響曲、これです!
その交響曲の多くは起承転結な形式になっています。

交響曲、それは壮大なひとつの物語です。
さて、その物語ですが、その多くは序盤で問題が起こります。そうじゃないと物語が始まりませんからね。

交響曲もその流れなので、最初は暗かったり、ヘンに激しかったりすることが多いのです。だからとっつきにくい。多くの人がここで嫌いになります。でもそんな部分は曲の一部に過ぎないのです。

明るく輝かしい「運命」!?

たとえば、誰でも知ってるベートーヴェン「運命」

ジャ ジャ ジャ ジャーーーン!

beethoven-stone

はい、嫌な思い出がよみがえりましたね!

今はクラシックが好きな私も暗くて恐い肖像画が並ぶ音楽室で「運命」を聴かされてクラシック嫌いになりました。
今の小学校で「運命」を聴かせてるか知りません。でも聴かせてるとしたら、クラシック嫌いの子どもが日々量産されていると思います。

でもこの曲、最後は輝かしい勝利で終わるのです!

★音量注意! ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」 4楽章
 https://www.youtube.com/watch?v=teLImamAhLQ#t=22m15s

知らなかったでしょ?
意外でしょ?
「運命」の4楽章がこんなに明るいなんて私も知りませんでした。
クラシックが好きになって「運命」を聴いて驚いたぐらいです!

ちなみにこの流れはベートーヴェン大先生が打ち立てた「苦悩から歓喜へ」と言われる様式なのです。
年末に演奏される「第九」、これも見事に「苦悩から歓喜へ」の様式です。もっとも「第九」の場合、「歓喜」の部分ばかりが有名なんですが。

初めから聴いてはならぬ!

クラシック、特に交響曲はバカ正直に初めから聴いてはいけません。
もっといえば「いいな」って思ったところを繰り返し聴いてほしいのです。

交響曲は、

  • 1楽章
  • 2楽章
  • 3楽章
  • 4楽章

…という構成になっています。

必ずしも…、

  • 1楽章   起   苦悩
  • 2楽章   承   紆余
  • 3楽章   転   曲折
  • 4楽章   結   歓喜

…ってわけでもないのですが、おおむねこうなっていると思って下さい。多くの作曲家がベートーヴェン大先生のパクリリスペクトでこの構成を取り入れている以上、気難しい1楽章から聴くと挫折する可能性が非常に高いのです。

逆にオイシイ部分は4楽章に多い。だからあまり気にせずに聴きましょう。3楽章がいいと思えば3楽章を、4楽章が良ければ4楽章を繰り返し聴いてみる。
さらに言えば2楽章の1分20秒~2分40秒までの間を繰り返し聴くとかでもいいんです。

形式にこだわるのは作曲家だけでいい!

聴く方は気楽に、寝っ転がりながら好きに聴けばいいんです。

まとめ

  • クラシック、聴かず嫌いは人生大損だぞ!
  • 交響曲は起承転結な方式だぞ!
  • だから最後のほうが明るく楽しいことが多いぞ!
  • だったらその部分だけ繰り返し聴けばいいぞ!
  • 形式なんてどうでもいい。まずは好きになってほしいぞ!

 

 

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