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ウエストバージニア州の列車炎上事故で考えるリスクヘッジ対策について
ウエストバージニア州で貨物列車100両以上が脱線し炎上したニュース。
米ウェストバージニア州で列車脱線、爆発…辺り一面黒煙 運搬中の原油、川に流入
ネットじゃないほうの炎上
を見た。
それはさておき、100両以上ってのが想像を絶する。だけど広大なアメリカ、これぐらい連結輸送しないと非効率なんだろうね。
それにしても、もう少し短くできなかったのか。例えば半分の50両にすれば半分の被害で済んだわけで。
単なる効率優先主義ではない予感
誰もそんなリスクに気づかない。それで車両を増やし続けた結果、100両以上になった。こんなところじゃないか。
だけどそのリスクに気づいた人もいただろう。でも指摘するのは面倒だし、まだ何も起こってないし。
いやいや、問題が起こってからじゃ遅いから!
なぜリスクをそのままにするのか?
こういったリスクを指摘するとが多い。それは、
- リスクに無頓着で明日も今日と同じ日が来ると信じてる人。
- 現状維持したいからそんな現実は見たくない人。
- 利益(輸送効率)を守りたい人。
…だいたいこんな考えの人に鼻で笑われるんじゃないか?
3.は論外として、1.2.も非常に厄介。この種の人にリスクを説明するのは至難の技である。だから大事故が起きるまで改善されないことが多い。
そして大事故が起きてから犯人探しがはじまる。
いい加減やめましょうよ、そういうの。
それでもリスクを訴える方法
他社事例を引き合いに出す
カップ焼きそばに異物混入事件、記憶に新しいですね。あいいうことがあった場合、食品業界じゃない人も戒めにする機会になります。
「オレんとこ食品業界じゃないから関係ないもんねー\(^o^)/」と思ったらダメ。
自分の業界や身の回りに置きかえて対策しましょう!
数字で訴える
先ほどの列車事故の場合、脱線する確率と被害額を天秤にかけてみる。
すると、リスクヘッジすべきか否かがわかります。
もちろん、人の命やケガに関わる事なら経済的都合を優先すべきじゃない。 だけど仮に人には安全で、経済的損益だけの場合なら、数字を比較検討するべきだよね。それで被害額が大きくなる場合、楽観論者に訴えて改善を求めればいい。
数字は事実だから、多くの人が納得する。
まとめ
- 意外に誰もリスク計算しないで運用してるぞ!
- そもそもそんなこと考えたこともない人が多いぞ!
- 大事故が起きる前だと、リスクを指摘した人が鼻で笑われる場合が多いぞ!
- 他社で大事故が起きたタイミングか、シミュレーションで数字を出して反対派を説得するのがいいぞ!