奥大井湖上駅は素晴らしい！　秘境の絶景を求めて！　その3

前回は大井川鉄道井川線・ながしまダム駅まで来ましたが、今回はいよいよ奥大井湖上駅に向かいます。

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秘境・絶景に向かうまでは大変ですが、行った甲斐がありました。

アプト式電気機関車を切り離し！

ながしまダム駅にてアプト式機関車を切り離します。たったの1区間でしたが、これが無いと登り降り出来ません。

先ほどのアプトいちしろ駅、そしてここながしまダム駅でもこの切り離し作業のために数分の停車時間があります。自販機ぐらいしかありませんが、飲み物を買っておきましょう！

切り離しが成功し、アプト式電気機関車が去っていきます。バイバ～イ！

巨大なダム湖に浮かぶカヌー♪

これだけ巨大なダム湖です。それなりに有効活用されています。

この斜面をカヌーを持って降りていく人がいました。

結構、人がいますね。

水上バイクもOKのようです。

いよいよ奥大井湖上駅が！

…どんだけ引っ張るんだって話ですが、本当にそれぐらい長かったんですよ、ここまで。

大井川鉄道本線・金谷駅11：04発で奥大井湖上駅13：34着です。ここまでで2時間半、新幹線なら東京・大阪間の所用時間です。

しかしこんな絶景、なかなかお目にかかれません！

下をのぞくとこんな感じですが、高さの感覚が今ひとつつかめないので、さほど怖くなかったです。

この鉄橋を点検・保守する人がいますが、風が無くても大変な作業です。そうは言ってもやっぱり高いです。

ついに着いたぞ！　奥大井湖上駅

やっと着いた、長かった！

この列車は終点まで行って折り返してきます。それまでの間、この近辺を散策しました。

駅ホームの待合室です。

そこには定番の駅ノートが！

駅ホームから見上げたところにペンション風の建物があります。ここに売店があることを期待していましたが、売店的なところはシャッターが降りていて、自販機すらありませんでした。

なんと！　線路脇に歩道があって、電車が走り去った向こう岸まで歩いて行けるようになっています。

私は高所恐怖症ですが、

意外と怖くなくてガッカリ！？です。

歩道から撮った写真は、

高さがよく分からないから怖くありません。
ビルの5階とかのほうが周りに比較出来る建物があるので怖いのかも知れませんね。

レインボーブリッジのビューポイントへ！

ところでこの奥大井湖上駅に掛かる橋はレインボーブリッジといいます。秘境にもレインボーブリッジがあるんですね。

さて、レインボーブリッジの歩道を渡りきったところに階段があります。

これがまた、

一筋縄ではいかないしんどさでした。

鉄階段をのぼり切ると、

山道なんだな、これがorz

ようやくアスファルトの道路に出ましたが、ここにも自販機のひとつすらありませんでした。

ここまで来るのに金谷駅・千頭せんず駅・アプトいちしろ駅・ながしまダム駅の4か所しか飲み物補充のチャンスがありません。

ことごとくそれらをスルーしてきたので途方に暮れました。まさか奥大井湖上駅に自販機がひとつも無いとは思わなかったのです。

みなさんはこんな目に遭わないように、自販機があるところで飲み物を買っておくことをオススメします。

ビューポイントはもうすぐです。

まさに秘境！

絶景です！

この日は暑い夏の盛りで、脱水症状の心配がありましたが、なんとか無事でした。

さて、終点まで行った電車が帰ってきました。これに乗って帰ります。

次のながしまダム駅で連結の数分停車があったので、即座に飲み物を買ったのでした。

ひでぞうのまとめ

今回の3回に渡る記事ですが、実際は1日の旅でした。しかし1日と言っても東京から静岡県・JR金谷駅までは青春18きっぷを使い、そこからも山道を分け入るような列車の旅です。全行程14時間ほどの旅になりました。

奥大井湖上駅13：34着、14：22発の臨時列車に乗って帰りましたが、奥大井湖上駅での散策以外はずっと列車に揺られていたので疲れました。

それでも来た甲斐がありました。
まるで子どもの頃の夏休みを追体験するかのような、ノスタルジックな旅になりました。

ひとりで、友達と、家族と、…恋人とはオススメしないかな！？
ただしくれぐれも脱水症状にはご注意を！