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ひでぞうの名曲喫茶探訪♪ その1 渋谷・ライオン
以前、名曲喫茶についてのお話をしました。
今回は記念すべき第1回目として、渋谷の名曲喫茶ライオンを紹介します。店内は撮影禁止ですが閉店間際の時間に申し出て、特別に撮影許可をもらいました。
もくじ
創業1926年の老舗!
知る人ぞ知るライオンは日本の名曲喫茶の草分け的存在です。名曲喫茶は日本全国で30軒あるかないかですが、ここはその貴重な1軒です。
この外観!
ビルの1室じゃないのも良いですね。
JR渋谷駅から歩いて109の二股道の左、道玄坂をのぼり、百軒店の門をくぐります。
歴史が刻み込まれた建物
さて、お店に入る前にもう少し外観を見てみましょう。
こちらは裏口です。こちらからも入れます。
当然の如く!?私がこよなく愛する大作曲家・ブルックナーは居ません。ホント、こういうのにブルックナーが入っていたためしがないんですよねorz
店内はちょっとコワいけど、落ち着きます
学生のとき、初めてライオンを訪れました。
道に迷って夜遅くに辿り着きましたが、そのとき掛かっていた曲を今でもハッキリ覚えています。
ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」 第2楽章/youtube
お店に入ると曲の途中だったので、何の曲か分からないこともあって本気で怖かったのを覚えています。おまけに店内は白熱球の温かいあかりと、何故か青白い蛍光灯があってちょっとコワイ!
最初はほの暗い雰囲気にビビるかも知れませんが、慣れるとこんなに心地良い空間はありません♪
画像が分かりづらいので説明すると…、
- 前方のシャンデリアの更に奥に巨大なスピーカーがある。
- シャンデリアの辺りは吹き抜けになっている。
- スピーカーは2階に設置されているけど、1階にも音楽が響き渡るようになっている。
- 座席のほとんどが前を向いている。
- この画像は2階の右半分が見切れている。
- 左側の窓が正面玄関のほうで、右側が裏口のほうになる。
…世にも不思議な空間です!
レトロ具合いが最高!
どこもかしこもレトロです。この雰囲気を味うためにライオンを訪れるのです。
客層はさまざま
ライオンは渋谷という土地柄もあって客層は様々です。クラシックファンはもちろんレトロ好きな人、クラシックファンに見えない派手な格好の学生さんもいます。
読書する人、ひたすら音楽に没頭する人、PCで作業する人、友人とくつろぐ人…、この雰囲気、悪くありません。
私が注文したのはホットココア@620円。なかなかのお味です。
定時コンサート、そして曲名のアナウンス!
上の写真にあるのはお店のリーフレットです。ここには「定時コンサート」のプログラムが記載されています。毎日15:00と19:00にプログラムの曲が流れます。それ以外はリクエストが可能です。
曲が終わると店員がマイクで曲名をアナウンスするんですが、何とも言えない雰囲気があって好きなのです。
リーフレットを持ち帰り続けて!
ライオンに行かないときはずっと行かないのですが、このところ頻繁に通っています。
渋谷の街は変われど、ひとたびライオン入ると時が止まったかのような雰囲気と古めかしい匂いがする店内にホッとします。
数えたら100枚近くありました!
一度も捨てたことが無いんですよね。自炊済みなので捨てればよいのですが、どうしても捨てることが出来ません。
店内の雰囲気はもちろん、リーフレットひとつとっても愛すべき喫茶店、それが名曲喫茶ライオンです。
ひでぞうのまとめ
名曲喫茶ライオン、いかがでしたか?
記事を書いて良かったと思うとき、それは心底好きなものを紹介できたときですが、まさにそんな記事になりました。
1年間全く行かないときもありますが、それでも「あ、最近行ってないな」と思ってまた行きだすのです。
最近のカフェには無い雰囲気、みなさんもご体験下さい!