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これから上京してくる人に ひでぞう流・東京案内 その1
少しずつ暖かくなってきましたが、これから上京しようという人も多いのではないでしょうか?
そんなみなさんに、私が知ってる東京のことを少しでもお話しできればと思います。
東京案内、その前に…
電車の行き先があっちかこっちしかなくて、通勤通学の時間帯以外は普通列車が1時間に2本か3本。
おばあちゃんが「汽車」と言ってた影響で、今でもついうっかり汽車と言ってしまうことがあります。
今ほどじゃないけど、昔から田舎はクルマ社会で電車に乗るのは結構特別なことでした。
JRしかないから「私鉄」という概念がよくわからなくて上京して「なるほど」と思ったものです。
田舎の中高生は雨の日も風の日も、そして雪の日もチャリンコで移動です。
そんな私でしたが、上京して結構な時間が経ちます。
最初はとまどったけど今は当たり前になっていることをひとつひとつ意識化して、これから上京してくる人に向けて有益・無益・誰得の3つでお話しします。
そして首都圏に住んでる人はあるあるwと笑ってご覧ください。
当たり前だけど、人が多いぞ!
もう圧倒的に!
以前テレビで関西の芸人がはじめて渋谷に降り立ったときに感じたことをこう話していました。
「毎日が祇園祭かと思った」と。
ホント、渋谷でも池袋でも新宿でも常にこんな状態。
東京都と隣接県だけで…、
- 東京都 約1335万人
- 埼玉県 約715万人
- 千葉県 約614万人
- 神奈川県 約907万人
…が住んでいます。
また、その奥座敷の各県は…、
- 山梨県 約85万
- 群馬県 約199万人
- 茨城県 約296万人
- 栃木県 約199万人
…が住んでいます。
東京都と隣接県で約3571万人、奥座敷の各県で約779万人、合せると約4350万人という実に日本の総人口の約3分の1が首都圏に住んでいる計算になります。
最近できた(といっても2005年)つくば市と東京の秋葉原を結ぶつくばエクスプレス(=TX)によって、ますます都内への流入が多くなってきました。
東京都の人口動態は横ばいだった気がするけど、それどころか増えているんじゃないかってぐらい人が多いのです。
1時間に30本運行の路線も!!
これも今では当たり前になってるけど、上京当時は驚きました。
話は飛びますが、漫画なんかで遅刻ギリギリで電車を降りて猛ダッシュってシーン、よくありますよね?
しかし田舎にいた頃、この意味がよく分かりませんでした。
そう、田舎の電車は1本遅れるとかなりの確率でアウト(遅刻)なんです。
だから電車から降りて猛ダッシュしても無駄。
開き直って悠然と歩くしかないのです
しかしなぜ、漫画では間に合うかのようにダッシュするのか? これが不思議で仕方がなかった。だけど上京してようやく意味がわかりました。当たり前だけど田舎の電車の本数とは段違いの本数で運行されているのです。
丸ノ内線の時刻表ですが朝の8時台は1時間に30本!
いっそのこと「○○分おきに電車が来ます」でいいじゃんって話しですが、実際にそう表示している鉄道路線もありますからね。「ただ今の時間は3分間隔で運行しております」ってね。
とにかく3分おきとかの運行だと電車が行ってすぐ次の電車が来るアナウンスが流れます。便利だけどせわしない事この上ないです。
相互乗り入れで、遥か遠くへ…
長い間東京に居ると色々な物事が少しずつ変化した結果、今の複雑さになったことがわかります。だから混乱せずに済んでいます。
しかし丸ノ内線に関して私はこの経緯を知りません。上京したときすでにこうなっていました。だけどずっと東京に住んでる人は分岐したときに「便利になった!」と思ったことでしょう。
こうやってさまざまな便利が積み重なったことで、分かりにくいという不便が出てきたことは一種の皮肉です。
そして、はじめて来た人は「複雑になった後」をいきなり見るわけだから戸惑うのも無理がありません。
相互乗り入れは直通運転とも言われています。
鉄道における直通運転(ちょくつううんてん)とは、異なる路線や鉄道事業者にまたがって旅客列車を運転することである。
直通運転/ウィキペディアより
都心を走る鉄道がさまざまな地方の鉄道と相互乗り入れするようになったので「えっ、この路線はこんなところまで行くの?」と驚きます。
もう全く別の地域同士が都心の路線で結びついているのです。
さっきのTXもそうですが、こうして東京に人が流入してくる仕組みが作られています。
さて、ひでぞう流・東京案内の第1回目、いかがでしたか?
このシリーズ、書いてるうちに長くなったので数回に渡ってお伝えします。
次回は電車の乗り降りに便利な有益情報です。