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超今さらだけど、書籍の「自炊」を語ってみるぞ! その1
今回のテーマは書籍の自炊ですが、もうネットのそこかしこで語られていますよね。
一応、知らない人向けに書いておくと、書籍を裁断してスキャナで読み込んでデータ化する作業を自炊といいます。データを自ら吸い出すから「自炊」なんです。昔はネットスラングでしたが、今は「自炊」という呼称がすっかり定着しています。
そんな自炊ですが今さら私の出番など無いことは百も承知です。
でも、それでも自炊について一度、どこかでお話ししたいと思いましてね。
…ってことで技術的なことは他のサイトにお任せするとして、自炊することにしたいきさつから自炊して良かった事、悪かった事を中心にお話したいと思います。
全部で400冊…、どーすんのこれ!?
放っておくと本はどんどん増えていきます。
でも捨てるのももったいないし、買わないようにガマンもできない。
これはずっと悩みの種でしたが、2010年頃から技術的にも費用的にも自炊が現実味を帯びてきたので機会をうかがっていました。この400冊の書籍をどうしようかと。
自炊に必要なもの
時は流れ、2011年の12月。
何を思ったか、この暮れのどん詰まりになって自炊したいスイッチが入っちゃったんですね。いったんやると決めたら猪突猛進の私。どうしても自炊したくなって一挙に情報収集、必要なものを買いそろえました。
◆スキャナ:
PFU ScanSnap S1500 FI-S1500 33,280円
◆HDDその1:
バッファロー HD-PCTU3 500GB 8,259円
◆HDDその2:
ウエスタンデジタル MyPassport 500GB 8,080円
◆USB3.0の増設ボード:
プラネックス PL-US3IF04PE_QIG-A_V2 2,983円
合計:82,322円也。
年が明けてから…、
…も買ってるので10万円オーバーですね。
でもそれだけの価値はありました。これはハッキリ断言できます。
1から10までネットで完結!
当時、周りに自炊をしている人はひとりもいませんでした。
だから情報収集はネットしかありません。
幸いなことに当時からネットには情報が溢れていました。これは本当にありがたかった。
今はWordPressの解説サイトにお世話になりまくりですが、当時は自炊の解説サイトを見まくったものです。
まずはどのスキャナ、裁断機を買うべきか?
次は本を裁断する方法、スキャナの設定方法、実際にスキャンするときに注意すること…、これらが親切丁寧に、ときにはyoutubeの動画付きで紹介されてて大助かり。
こうやって様々なサイトを見てめぐり、特につまずくこともなく自炊道具を買いそろえました。
なお、私が買ったスキャナと裁断機はダントツのド定番です。
今でもそれぞれの後継機種がド定番なんでしょうね。とっても使いやすくて重宝しております。
データ化のリスク
自炊するか迷っている人はデータがぶっ飛んでしまうリスクを気にしてると思います。もちろん私も悩みました。
なんせ自分の財産である大切な書籍全てをデータ化しようというのです。
HDDが逝ったら完全にアウトですからね。
だからバックアップ用のHDDを2つも買いました。
あえてメーカーも別々にしておきました。
更にバックアップの負担を軽くするために、当時はまだ珍しかったUSB3.0も導入しました。
わざわざPCIエクスプレスにUSB3.0のボードを増設したんですが、これは正解でしたね。データの転送速度が遅いとバックアップがおろそかになりがちです。そんなことで大切なデータが全部消えたら大変です。
このように、PC内蔵のHDDと外付けHDD×2個の合計3か所に自炊したPDFデータを保存してあります。外付けHDDはバックアップが終わったらすぐに取り外し、クッション材に包んで2個を別々の場所に保管します。
これぐらいの用心は当然!!
これだけやっとけば、ひとまず安心です。
クラウドストレージに預けるのもいいと思います。
とにかく自分が安心できる対策をしておきましょう。