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胃カメラなんて怖くない!初心者必見の病院選びと準備のしかた

今回は体験レポートです。私は今までに数回胃カメラを受けています。町医者、総合病院、そして先日受けたこのレポートも総合病院でしたが、おおよその流れは同じです。
胃カメラをやったことがある人も無い人も、このレポートがあれば準備と心構えは万全!?です。

ではさっそく病院選びの段階から見てみましょう。

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大前提とそもそも論、病院選びのポイントは!?

胃カメラの「成功」と「失敗」は病院選びから始まります。
ここで言う「成功」は「苦しくない」「失敗」は「苦しい」、これです!
成功するためには「意識が遠のく麻酔」をしてくれる病院を選びましょう。この麻酔のことをセデーションと言うそうです。

「全身麻酔」なんて有り得ないぞw

ちなみに「全身麻酔」ってのはメスを入れるような手術のときに施すもので、こちらは呼吸もしなくなります。手術中の患者に呼吸器を付けて呼吸させるくらいのおおごとです。
なので電話越しで「胃カメラなんですけど全身麻酔してもらえますか?」なんて聞けば「しません!」で終わる可能性があります。電話越しの看護師さんに「言葉通り」に受け取られれば、そうなりますよね。

なので、

「セデーションでお願いします(キリッ」

「セデーションでお願いします(ドヤッ」

…どちらでも好きな方で聞きましょう。
なお、こういうヤカラが最もめんどうです、くれぐれもほどほどに。

セデーション vs 口元のみの麻酔

最近は身体のことを考えて口元だけの麻酔をする病院もありますが、これだと腕が良い先生でも苦しいです。麻酔がどれほど身体に悪い影響があるかは知りませんが、私はセデーションを選びます。これで楽に胃カメラができて定期的・積極的に受けることでガンなどのより大きなリスクを回避しやすくなりますからね。

以前、町医者で胃カメラをしたとき、口元だけの麻酔で地獄の苦しみを味わいました。で、終わってからさりげなく「意識が遠のく麻酔はしないんですか?」って聞いたら「ベッドを置く場所が無いからできない」という返事。セデーションの場合、意識が朦朧(もうろう)としているので終わってから小一時間ベッドで休むのですが、町医者だからそこまでの設備が無い。よって口元だけの麻酔でGO!という話です。
それは仕方がない話だし誰が悪いわけでもありませんが、しかしあの地獄の苦しみですからね。

地獄の苦しみ or 至福の眠り

ちなみにどう苦しいかと言えば水撒き用のゴムホースを喉から入れられてグリグリやられている感じです。実際はもっと細い管じゃないと喉を通りませんが感覚的には水道のゴムホースです。
また、総合病院でも方針として口元だけの麻酔の場合もあります。

なお、セデーションの場合「えっ、もう終わったの?本当は検査してないでしょw」って言いたくなるくらい気付きません。夢の中で少し苦しかった程度なんです。

上記をよく検討し、病院に確認してから予約をしましょう。
もちろんあくまで自己責任です。アナタの身体ですから色々な意見を総合して判断しましょう。

これで安心!前日の食事対策

まず胃カメラの申し込みをします。すると病院から簡単な案内が渡されるので、それに沿って前日を過ごします。
食事は前日の21時までに済ませる必要がありますが、21時以降に間違って食べないように冷蔵庫・レンジ・戸棚などのそこらじゅうに×印を書いたメモを貼っておくと良いでしょう。
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単体で棚の外に出ている食べ物もキケンです。
うっかり食べるのを防ぐために、
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せっかく予約と準備をして行くのです、万全の態勢で臨みましょう。

当日はこんな準備をして臨むべし!

Tシャツの持参を!

胃カメラは横に寝て受けます。病院でヨダレ掛けをしてくれますが、それでもヨダレで肩辺りが汚れることがあります。私はTシャツ1枚で胃カメラをしますが、念のため替えのTシャツも持参すると良いでしょう。

メモと鉛筆も持参する!

診察が終わるといきなり説明に入るお医者さんがほとんどです。こっちは死ぬか生きるかの思いをしたのに、その直後に説明が始まります。それにそんな状態で聞いても忘れます。なのでメモを用意しておきましょう。

胃カメラは数年に1回の大仕事大変な思いで臨むのです。しっかりメモして控えましょう。
下にチェックリストを用意しましたのでご活用下さい!

恐怖のピカピカ(>△<)

受付をし、口元の麻酔をしたりして、いよいよです。横に寝て口にプラスチック製のマウスピース?をくわえます。看護師さんがしきりに「大丈夫ですよ~」「今日は腕の良い先生ですからね~」と言ってくれますが…、

大丈夫じゃない悪寒!

そう、今回の病院は「口元だけの麻酔」なのです。あれだけ「口元だけの麻酔はやめとけ」って力説していたのになんでって話ですが、他の診療もあって今回はこの病院じゃなきゃダメだったんです。そしてこの病院はセデーションをやってませんでした。

ついに先生がホース状の胃カメラを構えます。先端に付いているLEDがピカピカ点滅しています。この恐怖ときたら!しばらくして恐怖は苦しみに変わります。

でもご安心を!

胃壁は分厚いから胃カメラで穴が空くとかは無いみたいです。それに時間にして5~10分の話です。死ぬ程の苦しみの割に死ぬことは無いのです(厳密には胃カメラが胃壁を突き破ることや死ぬ事例も極小数だけどあるみたいですが)。

苦しんで涙目の私に「リラックスして下さいね~。力を入れると余計に苦しいですからね~」 そらわかってますがな。だけどリラックスの仕方がわかれば苦労しませんって話です。私はどうも身体に力が入ったままになっていたようです。途中まで本当に苦しかったです。

これほどまで苦しいと「吐いたらどうしよう」と心配になりますが、吐くことはありません。なんせ胃を空っぽにして胃カメラに臨んでいるのです。だからその点は安心です。今、胃には固形物も液体もありません。あるのは空気だけです。

至福のピカピカ(*´∀`*)

力を抜く加減がわかってきたのか苦しみが減ってきました。そうこうしてるうちに周りがピカピカ光りはじめました。そう、今度は至福のピカピカです。もうすぐ終わります。

今回は「水道のゴムホース」ほどの苦しみでは無かったので良かったです。口元だけの麻酔でこれならまぁ耐えられる範囲です。ただ、色々と不安になるし涙目にもなりましたからね。

お医者さんの腕うんぬんではどうにもできない苦しさはあります。でもそれはしかたありません。
いまは無事終わったことを喜ぶべきです。

レントゲンの是非

私は胃に良性ポリープがあるため、バリウム造影検診をすると毎回「要検診」になります。なのでレントゲンは意味が無い。そうなると放射線のリスクだけって話になります。

それに歯医者でのレントゲン、ひどい風邪を引いた時の肺のレントゲン、もし骨折したら骨のレントゲンも撮ることにもなる…。そんなときのためにレントゲンをやらなくて良い場合はやらずに「とっておく」のです。

なお、会社の検診などのレントゲン拒否は「やりたくない」と言っても良いのですが「今日は気分悪いから」でOKです。もちろん自己責任なので、自分の状況やメリット・デメリットを比較して、自分にとってベストの方法をとりましょう。

朦朧とした意識のなかで…

というわけで今回も何もなくセーフでした。
なお、今回の先生は「水道のホース状態=地獄の苦しみ」ではありませんでした。苦しかったけど耐えられました。

そして私が朦朧とする意識で先生に聞いたことは、

  1. 今回は十二指腸まで診てもらった。
  2. 良性ポリープがあった→良性が悪性に変化する事はまず無い。もし悪性に変化した場合「症例報告」ものの珍しい事だと。
  3. 胃の粘膜はキレイ。
  4. 多少、逆流性食道炎の痕跡アリ。
  5. 胃酸の多い少ないは、見た感じでは正常。
  6. ピロリ菌無し(これは以前、別の病院での診断)なので、3年に1回ぐらいの胃カメラでOK。

…でした。

先生に聞いておくべきこと」、これを一般化すると、

  1. どの部分まで診てもらったか?
  2. ポリープの有無
  3. 胃の粘膜の状態
  4. 逆流性食道炎の有無
  5. 胃酸は多い?少ない?
  6. ピロリ菌は?
  7. 次は何年後の検診が良いか?

…って感じでしょうか?
ただ「次、何年後の検診が良いか?」これはその人の年齢やピロリ菌の有無などの状況によって変わるので、必ず聞いてメモしましょう。

どこの病院でもそうですが、こっちが意識朦朧となっているときに説明が始まって「ハイ、次の人~」ですからね。

なお、ピロリ菌についてはコチラ
胃の内視鏡の所見でピロリ菌が解るか?/内視鏡.com

ちなみに終わった後はすぐ動けてご飯も食べられます。
もっとも症状によると思います。何か腫瘍を切ったりとかだとそうは行きません。あくまで何も見つからなかった場合です。

まとめ

  • セデーションの有無はよく考えてやって欲しいぞ!
  • 定期健診でガンを回避したいぞ!
  • 前日の食事対策は万全に!
  • 当日はTシャツと筆記具を忘れずに!
  • ピカピカは恐怖ではじまり至福で終わるぞ!
  • でも5~10分の時間だし、胃は空っぽだから安心していいぞ!
  • レントゲンは「いざ」のために温存すべきだぞ!
  • 朦朧とする意識で医師の所見を書き留めろ!


それではお大事に!

 

 

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