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天気が最重要?w ニュース番組の構成とニュースの重要度とは?
このところ暑い日が続きましたね。そして今度は台風です。猛暑も異常なら台風も超巨大です。
確かに異常気象は問題ですが、もっと大事なことがあるのではないでしょうか!?
もくじ
最近あまりニュースを見なくなった理由
安保法案はある程度報道されていますが、東芝問題に関してテレビ局はダンマリを決め込んでいるようです。
私は21時~23時台のニュースを見ることが多いのですが、NHKでさえトップニュースは猛暑関連・台風関連で東芝問題は皆無です。
そして番組の最後にもう一度、定時のお天気情報があって終わりです。どんだけ天気が好きなんだよ!って話です。
それ以上に大事なことや考えることがあるはずです。
個別の事故とかも報道しなくていいから
全国版のニュースで火事や交通事故をトップに持ってくることがありますが、それも謎です。
火事や交通事故を大したことではないと言いたいのではありません。
しかし多くの人はそのニュースを知ったところでどうにもならないし、報道されたほうも大ごとにされたかったか疑問です。
これが放火や飲酒運転による交通事故なら社会的に考えるべき問題ですが、単なる火事や交通事故を全国版のニュースで報道する意味が全くわかりません。
そんなニュースは地方の放送局で流せば良いのです。地方の放送ならその地域の親戚・友人・知人にお知らせする効果があるのでまだ分かります。
なぜそんなに目くじらを立てるのか!?
これにはちゃんとしたワケがあります。ニュースの時間は有限だからです。どのテレビニュースもせいぜい1時間程です。そうなると全世界で起こった事件・事故を全て報道することは不可能です。
株取引をしたことがある人は知っているはずですが、ニュースってメチャクチャたくさんあるんですよね。株取引の情報ボードには常に世界中のニュースが流れています(文字通り電光掲示板のように途切れること無くニュースが流れる株取引ソフトもあります)。
株の場合は事件・事故もそうですが、政府の発表や大企業の経営方針発表などをはじめ、様々な団体が発表する指標も重要なニュースとして流れてきます。
少し想像力を働かせてみて下さい。世界には200近い国があり、日本の場合は47都道府県に分割されています。それらで1日1件の事件や事故があれば47件になります。それが全世界になれば…、って話です。全てを報道するなんて不可能です。
ならば重要な順、社会的影響が大きい順に報道すべきです。時間が有限である限り、全てを伝えることはできないのです。
要は野次馬根性、怖いもの見たさですよね!?
個別の火事、事故などは単なる野次馬根性的に視聴者の注目を集めやすいから報道していると思います。燃えてる家がテレビに映っていれば「どうした!?」ってなりますからね。
だからといってそれを知ったところで「なんなんだ」って話でしかありません。しかし先述の通り、同じ火事でも放火なら犯人の動機を知っておくのは社会を考える上で有意義な場合があるし、漏電による火災なら、その解説も加えれば各自が自宅を点検するキッカケになります。飲酒運転なら「やっぱり飲酒運転はいけない。事故に関わった人の人生を狂わせてしまう」というふうに考えるキッカケになります。
同じく台風の場合でも、単に「大変なことになっています」的な報道には意味がありません。
しかし残念ながら、火事でも事故でも台風でも「大変なことになっています」的報道が多いと思います。
東芝問題を軽んじてはいけない理由
なので、ここ数週間ほどの話で考えると、安保法案や東芝問題にもっと時間を割くべきです。
特に東芝問題は海外投資家も注目しています。鎖国する覚悟があるのなら話は別ですが(もちろん反対ですが)、そんなことは出来るはずも無いのです。
東芝問題に関して言えば、証券市場の公正さを揺るがす不正が行われたことは東芝1社の問題ではありません。日本の証券市場の公正さ、政府や司法の対応、マスコミの報道姿勢を問われる重大事件なのです。
政治・経済は難しいからと視聴者に迎合し、センセーショナルな映像を垂れ流すことで高視聴率が得られるテレビ局。最近はNHKまでそうですからね。
まとめ
今はネットがあるのでこういった問題を論じることが出来ますが、しかしテレビの影響力には敵いません。
また、心のどこかにテレビ局に対する信頼感があるので、ニュース番組の構成やニュースの重要度まで気付かない人が多いと思います。
ただ漫然とニュースを見ているだけでは気付かないことがたくさんあります。なので、新聞・ネット・本・雑誌と様々なメディアを見て、色々な角度から問題を検証するリテラシーが必要だと思います。