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金沢・兼六園はこんなにも見どころ満載だぞ! その1

2015年3月14日の北陸新幹線開業で賑わっている石川県金沢市

金沢の地価が上昇するとかしてるとか、そんな話も聞こえてきて景気が良い話ですね。

さて、そんな金沢に日本三名園のひとつである兼六園があることをご存知でしょうか?
いわゆる廻遊式庭園(かいゆうしきていえん)で、日本庭園ならではの繊細さと彩りを感じられます。
今回はこの素晴らしい名園について紹介します。
 ※なお、今回使用した画像は全て2013年11月のものです。

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なんで「六」なの!?

兼六園の名称に入っている数字の
これには意味があります。

六勝とは、[宏大(こうだい)][幽邃(ゆうすい)][人力(じんりょく)][蒼古(そうこ)][水泉(すいせん)][眺望(ちょうぼ
う)]のこと。
兼六園ホームページより

その1・宏大/とにかく広いw

この庭園、非常に精緻な庭造りなのに広いんです。
兼六園ホームページの「堪能コース」によれば、モデルコースの距離が1300Mで所要時間90分(1時間半)とあります。

兼六園ホームページ 堪能コース

地図のモデルコースを見ると、それでもまだ行けてないところがあるぐらいです。本当に隅から隅まで見ようと思えば、ゆうに2時間以上は必要でしょう。途中のお茶屋で休憩することを考えれば3時間は欲しいかも。それでもじっくり堪能するだけの価値がある庭園だと思います。

そして「宏大」であることのもうひとつの重要な意味。
それは不意に外のビルや道路が見えて興ざめしないことです。
これが何より嬉しい。外界から隔離された世界に没頭できる素晴らしさ!思わず日常を忘れます。

その2・幽邃/有名観光地だけど…、渋っw

幽邃を辞書で引くと、
景色などが奥深く静かなこと。また、そのさま。
「―な深林にその住居を構えることも」
goo辞書 幽邃

静寂と奥深さが日本文化の美の真髄ですが、まさにそれを体現していると感じることが多いです。
兼六園といえば琴柱灯篭(ことじとうろう)


どうしようもなく写真がヘタで申し訳ありませんが、

画像の中央に写っているのが琴柱灯篭です。
kotoji-tourou-3

しかしそれ以外にもたくさんの見どころがあります。
虎石(とらいし)とか黄門橋(こうもんばし)の辺りは鬱蒼として苔がむしています。兼六園はメジャーな観光地ですが、この渋さがいいですね。

その3・人力/人工的ではあるけれど…

ここでの「人力」は人工的って意味です。
しかし人工的な庭園にも関わらず無機質さを感じるどころか自然との調和が素晴らしいのです。
むしろ人工的に計算し尽くされた美があります。

その4・蒼古/苔むす灯籠

蒼古(そうこ)を辞書で引くと、
古めかしい中に深い趣のあるさま。「苔むして―とした石仏群」

goo辞書 蒼古

引用の通り、石仏ならぬ灯籠にも苔がむしてます。
koke-musu-tourou

先ほどの虎石や黄門橋の他にも、わびさびを感じる場所が庭園の至るところにあります。この画像は2013年11月の撮影ですが、灯籠の苔に落葉があるのがいいですね。

その5・水泉/いくつもの池と川

兼六園には池がいくつもあって、その池には人工の築島も造られています。
また、その池から流れる川も園内を所狭しと流れています。池は静けさと落ち着きを、川は繊細なせせらぎを。兼六園はこういうメリハリの付け方がとても上手いです。
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また、日本最古と言われる噴水も立派です。ぜひご覧のほど。
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この噴水は霞ヶ池を水源とし、池の水面との高低差による自然の水圧であがっています。水の高さは約3.5mあり、霞ヶ池の水位の変化によって変わります。藩政末期、金沢城内の二ノ丸に水を引くため試作されたものと伝えられています。日本で最古の噴水であると言われています。

その6・眺望/見晴らし抜群!

兼六園はちょっとした高台にあるので金沢の街が一望できます。
その1・宏大で「ビルや道路が見えないのがいい」って書いといてなんですが、遠目にビルや街が見えるぶんには問題ありません。興ざめどころかこの眺望が素晴らしいのです。

また、かつては現在のように高層ビルなんてなかった時代。こういう眺望も贅沢のひとつだったんでしょうね。

さて、次回は更に兼六園の魅力についてお話ししたいと思います。

 

 

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